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今日の夕方にボケっとテレビを見ているとNHK北海道のローカルニュースでタラバガニについて取り上げていました。
日本のタラバガニはかつてはロシア産が大半でしたが、ロシア政府の輸入規制が入りました。
そこで2015年からタラバガニの輸入量が激減しました。

稚内港のタラバガニの輸入量の推移

北海道がカニ王国と言われていた所以は北海道産の毛がにと稚内港に大量に入っていたタラバガニです。
ところが、ロシアがタラバガニの資源保護という建前から日本への輸入規制をするようになったのです。

そこで稚内港の活ガニの輸入量の推移のグラグを作ってみました。

2012年に稚内港の活ガニ輸入量が9,029トンもの大量のタラバガニが入っていました。
ところが、2015年には10分の1以下に減って、2016年には531トン、2017年はさらに半分の245トンにまで激減しました。

たった5年の間に8,784トンもの活ガニの輸入量が減ってしまいました。
これはロシアは日本へのタラバガニの輸入量を減らしましたが、代わりに中国に鞍替えをしています。

稚内港にタラバガニが入らないことでまず、地元の水産加加工業者が仕事を失います。
本来であればロシアから活ガニを輸入してボイル冷凍タラバガニにしたり、生冷凍タラバガニポーションに加工します。
この一連の加工のしようがなくなってしまいます。

稚内市内の海産物専門店では、水槽に活タラバガニを泳がせていて、注文を受けてから釜茹でして熱々のボイルタラバガニを提供できなくなります。
以前は大きな水槽に活タラバガニがひしめいていたいたのですが、現在はスッカラカンです。
時折、冷凍のタラバガニが入ってくるモノの価格は以前の2倍以上の高値になりました。

海産物販売店の店長も

「カニがほとんどないので売れない」
「売りたいのはやまやまだが」
「カニの町稚内はもう無理」

と、断言をしていました。

そして、JR稚内駅の駅弁ではタラバガニ、ズワイガニ、毛がに、花咲ガニの4大ガニ弁当にも影響が出ています。
カニの仕入れに苦戦して弁当のカニの量を減らしたり、通年販売を休止して対応している有様です。

函館税関稚内税関支所の田川正弘支所長がインタビューに答えていました。

「ロシア産のカニは中国で年々需要が高まっていると聞いている」
「予測は難しいが輸入価格は高い状態が続いていて回復の兆しはないのではないか」

と、今後もロシアのタラバガニの輸入はアテにならないという見解のようですね。

2018年以降のタラバガニは引続き品薄高値が続きます

稚内港の活ガニの輸入量の推移を見る限り、ロシアのタラバガニの輸入量は少なくとも増えることはなさそうですね。
とすると、アメリカアラスカ産やノルウェー産のタラバガニが頼りとなります。
または、イバラガニやミナミタラバガニといった代替品でカバーすることになりますね。

今年の年末も確実にタラバガニは高騰することが確定的となりました。
タラバガニの価格は随時記事を更新してゆきますね。