【問題提起】自称ヤマト運輸の社員がツイッターの暴言から現場の困窮を想像してみる

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元カニ店長裏話

※この記事は約4分で読むことができます。

12月のカニ屋というのは年末年始のカニ通販の追い込み時期になっています。
カニ屋にとって一番売れる時期はその年の収支に多大な影響を受けます。
そこでギリギリまで年末年始のカニの注文を受け付けしている店舗もあります。
本当におつかれさまです。

 

それはさておき、昨日何気なくネットを見ていると、このような記事を見つけました。
これは自称ヤマト運輸のドライバーの衝撃的なツイッターが話題となっています。

 

ヤマト運輸はAmazonの受け入れ制限をしているので、一部日本郵便が荷物を引き受けています。
そのためゆうパックも荷物が増えてそのしわ寄せが現場に直撃しています。
このブログの記事を見てヤマト運輸や日本郵便の現場の実態を想像してみます。

目次

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12月の宅急便の取扱量がどれだけヤバイのか?

12月は師走というくらいなので、あらゆる業界が忙しいのは周知の事実であります。
その中でも特に多忙を極めるのが運送業です。
そのヤバさというのはこのグラフを見ると一目瞭然です。


画像引用:2016年の宅配便取扱個数と推移 ネットショップ担当者フォーラム

 

グラフを見てみるとわかるとおり
2016年度は12月以外の月は平均300,000,000個前後なのに対して、12月は463,189,000個と1.5倍もの量となっています。
これは通常の荷物の他に、お歳暮と年末年始のカニやおせち料理、クリスマスのおもちゃなどの通販が上乗せされるからであります。

 

そして、荷物の量も年々10%ほど増加しているのがわかります。
それほど通販業界も伸びていることを意味しています。
カニ屋が12月がクソ忙しいってことは過去にこのような記事を書いています。

 

探偵Watchの自称ヤマト運輸の社員がツイッターで暴言を連発

その問題のツイッターを取り上げた記事はこちらとなります。

 

このツイッターの主は紛れもなくヤマト運輸のドライバーのようですね。
この主は自らの勤め先のヤマト運輸とAmazonに相当なストレスを感じています。
そのストレスがツイートにもよく現れていますね。

 

Amazonの配送はかつては佐川急便が受け持っていたのですが、多すぎる荷物にギブアップをしてしまいました。
その後、引き受けたのがヤマト運輸です。
ヤマト運輸はAmazonという巨大なマーケットを手に入れましたが、1個当たり平均250円という不当に安い値段で運ぶことになりました。
(ちなみに一般人がヤマト運輸で隣のエリアに60サイズの常温便で送ると907円の送料となります。)

 

簡単に言うとヤマト運輸はAmazonの仕事を得たものの、運賃を安く買い叩かれた形となります。
そのしわ寄せが現場の仕分けやドライバーにのしかかっている格好となっているのです。
しかも、仕事はクソみたいに増えたのに、そのくせサービス残業が蔓延するようになりました。

 

そのストレスによる怒りが噴出したのが、かのツイッターのつぶやきとなります。
過ぎたことをどうこう言うのも何ですがヤマト運輸は
「別にAmazonの仕事は取れなくてもいいや」
くらいの感覚で強気で交渉を進めるべきだったと思います。
ご存知の通りヤマト運輸でもAmazonの荷物を捌ききれず、荷物の数に比例して、再配達の荷物が増えてしまいました。

 

またAmazonのシステムもプライム会員じゃないと日時指定をするのに360円や514円と有料になってしまいます。
そのためAmazonの一般会員で一人暮らしの会社員は、平日の昼間に荷物を受け取ることは到底できないわけです。
Amazonもここら辺のシステムをどうにかできなかったのかなと思います。
まあ、ここらへんもヤマト運輸はAmazonとの協議不足だなあ、と感じるわけですよ。

 

郵便局の社員も疲弊している

ヤマト運輸が捌ききれないAmazonの荷物を日本郵便が一部引き受けるようになりました。
そこでゆうパックの荷物が30%増加したと言われています。

 

そこで現役の郵便局員が捨て垢でツイッターで暴露をしています。
こちらは本人の希望によりネット記事にすることの自粛を呼びかけています。
そこで当のツイートをそっくりそのまま貼り付けます。

 

※ツイートをクリックをすると続きを読むことができます。
このように現役の日本郵便社員の現状を暴露するツイートが1万RT以上されるほどの反響がありました。

 

ヤマト運輸や日本郵便の発言から現場の現状を想像する

現在Amazonの配送はヤマト運輸と日本郵便とデリバリープロバイダを使っています。
デリバリープロバイダはTMG、SBS即配サポート、札幌通運、ファイズ、丸和運輸機関が担当する配送サービスです。
このデリバリープロバイダが大変不評で地雷配送業者となっています。

 

「いつまでたっても配達されない」とか
「荷物が持ち帰りになっているのに不在票が入っていない」とか
「時間指定ができない」とか
ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便から考えるとありえないほどのクソサービスです。
それはAmazonでデリバリープロバイダを避ける方法が大真面目に記事になっているほどです。

 

ある意味デリバリープロバイダのお陰で既存の宅配業者が神サービスだったかがわかるほどです。
かつての恋愛ドラマとかで
「失うことでパートナーの大事さを知った」
みたいな。

 

かつては仕事量が増えた分は残業するとか、新しい人を増員するとかして対応したものです。
それが今ではサービス残業が当たり前になるとか、仕事が終わらないのに残業を付けるなとかもう無茶苦茶です。
上層部や管理職は現場のことをナメ過ぎだと思います。

 

私はカニ通販ショップのスタッフとしてヤマト運輸のドライバーや営業所の方と接してみて、本当に毎日頑張っていると思います。
一日も早くこの問題が解決されることを願っています。

 

この記事に寄せられたコメント

私が独自で募っているアンケートについたコメントを掲載しますね。
このテーマがセンセーショナルな内容だったこともあって、同情するコメントをいただきました。

自称ヤマト運輸の社員さんのツイッター、うちにも来るヤマト運輸さん、そうだったのだと思いました。
12月が近づいているけど頑張って欲しいです。
宅配業者の方の苦労がよく分かりました。
特に年末の宅配便は余裕を持って利用しようと思いました。
配送に関するクレームも色々ありそうですね。クレーム
宅急便にまつわるトラブルが多く、その中でも不在の場合はとても迷惑だと思いました。
AmazonなどECサイトの普及により通販が身近になった為、その分運送会社の負担が増えて社員がツイッターで暴言を書いてしまったというのは苦労を考えるとわからないことではありません。
撤退されてしまってはショップも利用者も困るので問題が解決されるといいのですが。
自称ヤマト運輸の社員がツイッターの暴言から現場の困窮を想像してみる
本当に運送業者の方は大変だなと思いますし当たり前の様に利用してきた事が運送業者の方の頑張りでなっていたんだなと痛感しました。
「自称ヤマト運輸の社員がツイッターの暴言から現場の困窮を想像してみる」で、自分も宅配はよく利用している身なのでなんだか申し訳ない気持ちになりました。
利用者側も配達業務をしている方の負担を減らせるようにできることはやらないといけないですね。
あと、大手業者様のサービスはキチンとしていたのだなとわかりました。
【問題提起】自称ヤマト運輸の社員がツイッターの暴言から現場の困窮を想像してみる・・・
やはり正当な仕事には正当な対価が必要だなと思いました。
一般消費者にはきついですが、忙しい時期は配達料を値上げするべきなんじゃないでしょうか?
安く買い叩かれすぎだと思います。

 


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