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これから冬になってカニしゃぶやカニ鍋をしようという家庭は多いと思います。
カニの鍋ものをするなら、生冷凍のズワイガニやタラバガニのポーションが最適です。
カニ通販では4Lサイズとか、6Lサイズといったカニしゃぶセットが販売されています。
ボイルしたカニ姿やカニ脚は大きいサイズの方がメリットが多いですが、生冷凍のカニしゃぶなんかのサイズは用途によるかなって思います。
そこでカニ通販店長をしていた私が、カニのサイズについて思うことを書いてゆきます。
目次
かにしゃぶのサイズはどれを選べばいいのだろう?
まず、殻付きのカニのサイズについて私の考えを言いますね。
ズワイガニやタラバガニの姿や脚については、サイズがデカイ方が良いです。
サイズが小さいズワイガニやタラバガニは殻をむくのが面倒だし、手間の割にカニの肉が食べられないですしね。
そのためズワイガニやタラバガニの足や姿は、サイズが大きい方が断然オススメです!
ただし毛ガニについては、カニミソか蟹の身を取るかでサイズが変わりますね。
カニの場合はサイズが大きくなるにつれてkg単価が高くなります。
そこで、毛ガニをカニミソを目当てで買うのならば、360g前後や400g前後の毛蟹がいいと思います。
それはカニミソはサイズに比例して多くなるってもんじゃないので、サイズが小さいもののほうが割安だと思います。
カニのポーションのサイズについて
殻付きのカニは、サイズが大きくて身入りの良いものがいいのは言うまでもありません。
ズワイガニやタラバガニのポーションには、4Lサイズとか8Lサイズなどのサイズがあります。
実はカニのポーションのサイズは統一規格ではないのです。
つまり、それぞれのカニ通販ショップが勝手にサイズを定義しているわけです。
カニのポーションのサイズを決め手となるのが、500gで何本入っているかで決まります。
例えばズワイガニ足ポーション500gの中で10本~15本入りで6Lサイズ、16本~20本入りで4Lサイズとなっています。
各ショップでサイズの定義は違いますが、多少前後するくらいでサイズ表記は大体同じようなものと思っていいです。
殻付きのズワイガニやタラバガニはサイズは大きい方が良いですが、ポーションの場合はそれほどサイズにこだわらなくてもいいと思います。
ズワイガニやタラバガニのポーションに関しては、サイズの大小によって食べられる量が変わらないからです。
例えばズワイガニ足ポーションですが、サイズが大きくなるとカニの持ち手の部分も大きくなるので可食部の量は変わらないのです。
そういう理由から、さほどサイズにこだわらなくてもいいと思います。
カニポーションのサイズの製造、販売する側の本音として
まず、カニポーションを作る側の本音としては、カニポーションはサイズの大きい方が楽です。
カニ足をポーションにするのに手作業で殻を剥いて、グリース処理をして、サイズを選別して袋詰をします。
結局カニの足が大きかろうが小さかろうが加工は1本は1本なんです。
仮に6Lサイズのズワイガニ足ポーション500gは10本から15本分のポーション加工で済みます。
それに比べてLサイズだと26本から30本も加工することになるので、倍の労力がかかることになります。
しかし、ズワイガニやタラバガニの原料が大きいサイズであっても、大きいサイズで取れるのは上の4本で下の4本は必然的に小さいサイズになります。
そして、ズワイガニの一番下の足は小足と言ってポーションにできない場合も多いです。
さらに販売する立場でのカニのサイズの本音としては、ズワイガニ足ポーションの6Lサイズや8Lサイズは飛ぶように売れるのですが
4L以下のサイズはビックリするほど売れません。
6Lサイズをレギュラー商品にして8L以上のサイズは特売の目玉商品として出してました。
4Lサイズ以下の小さいものは、レギュラー商品の6Lより安く出していたのですがホントに売れなかったですね。
そこで単品では売れないため、カニ爪や爪下ポーションとセットを組んだりして何とか売っていました。
カニのポーションのサイズ別の使い方
ズワイガニやタラバガニのポーションで同じ重量でサイズの違ったものの使い方を教えますね。
お歳暮やギフトなら大きいサイズ
お世話になった方の感謝の印としてお歳暮やギフトでカニを贈るなら迷うことなく大きいサイズのポーションを贈るのがいいですね。
超特大10L~8L生ずわい蟹半むき身満足セット 1kg超(総重量約1.3kg)
大人数のカニパーティなら小さいサイズ
5人以上で一つの鍋をつつくなら小さいサイズのカニポーションがオススメですね。
人数が多いと本数の少なさが顕著に出てしまいます。
特に子供が多くなるとカニをめぐってケンカになることもあります。
そのため大きさよりも数で勝負するなら小さいサイズの方がいいですね。
そして、同じ重量でも小さいサイズのカニポーションならばコスパがいいのです。
生ずわい蟹「かにしゃぶ」むき身満足セット 2kg超(総重量約2.6kg)
家族や気心知れた関係なら訳ありポーションもアリ
例えば家族や気心の知れた関係でカニを食べる場合は、訳ありズワイガニポーションもアリだと思います。
訳ありズワイガニポーションとは、正規品を製造途中で持ち手が取れたり折れたりしたものです。
持ち手がないぶん可食部がほぼ100%でしかも値段も安いです。
訳ありポーションのダメなところが、カニの中骨の軟骨が残っているので、口の中の中骨を探ってペッっと吐き出すというのが邪魔くさいところでしょうか。
かにしゃぶのサイズはどれを選べばいいのだろう?のまとめ
ズワイガニやタラバガニ、毛蟹というのは現在は養殖は一般的ではないです。
そのため、獲れるカニのサイズはまちまちだったりします。
そこでカニには大まかにサイズ分けがされています。
殻付きのカニを選ぶ際には絶対的に大きいサイズのカニを選ぶのがいいと思います。
そして、生冷凍のズワイガニやタラバガニポーションのサイズはそれぞれのカニ通販ショップで規格が違いますが、多少の誤差はあるのですが、だいたいどこのショップもサイズは同じです。
そして、生冷凍のカニポーションのサイズについては、大きくても小さくても可食部の量はあまり変わりません。
そのため、人気のある大きいサイズを取るか、値段の安い小さいサイズを取るかということになります。
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コメント
蟹のシーズンなので、蟹選びの参考になりました。ありがとうございました。
西場 雅代さま、コメントしていただきありがとうございます。
こちらの記事はカニ屋店長時代に思っていたことを記事にしてみました。
参考にしていただきとてもうれしいです。