2017年の太平洋側の毛ガニ漁が記録的不漁で高騰

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元カニ店長裏話

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2017年毛ガニ漁が記録的不漁

北海道の毛ガニは季節によっていろいろな産地で獲れるカニです。
北海道はカニ王国と言われる所以も毛ガニ漁が盛んなところにあります。
ただし、今年の毛ガニ漁は平年と比べても記録的な不漁という報道がされています。

目次

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北海道の毛ガニ漁の漁期は

こちらの図を見てわかるとおり、北海道の毛ガニ漁は5つのエリアで行われています。

宗谷沖(1月~7月)
オホーツク海(3月~8月)
十勝・釧路・根室沖(1月~3月と9月~12月)
噴火湾(6月~7月)
日高沖(12月~翌4月)

こうして北海道の毛ガニの漁期を見るとほぼ一年中毛ガニ漁をしていますね。

一般的に流通している毛ガニは100%オスとなります。
基本的に毛ガニのオスとメスは住んでいるところが違うので毛ガニのカゴにメスが入ることは稀だそうです。
毛ガニのメスは資源保護のもとに獲ることが規制されていて仮にカニカゴにかかっても海に戻されます。

オホーツク海や宗谷沖の毛ガニは平年並の模様

稚内や枝幸、雄武、沙留、紋別、常呂、網走、斜里のオホーツク海の毛ガニは例年並という声が聞こえています。
オホーツク海の毛ガニは流氷の影響で豊富な植物プランクトンをエサにして成長します。
地図を見てわかるとおりオホーツク海の毛ガニの漁場は広大です。
オホーツク海の流氷と広大な漁場のおかげでオホーツク海の毛ガニは資源量が維持出来ている模様です。

しかし、稚内から枝幸沖にかけてはロシアと競合していて以前にはロシアの漁船が日本のカニカゴを横取りされるという漁具盗難の被害に遭っていることを知りました。
そのためオホーツク海の毛ガニも安泰ではないのですよね。

太平洋側の毛ガニが記録的不漁で供給不足で高騰に

北海道の胆振地方の太平洋沿岸の毛ガニ漁は117トンの漁獲量で統計を取り始めた昭和60年度以降で過去最低の結果となりました。
これは毛ガニの最大の漁獲枠の7割程度に留まったということです。
日高漁協の毛ガニは資源不足気味であるものの、平年並みということでした。

さらに白糠町や厚岸町や浜中町などの釧路沖は3月の毛ガニ漁では去年の3割ほどに留まるほどの不漁でした。
そして9月から毛ガニ漁が再開していますが、やはり不漁傾向となっています。
そのため、漁獲量を増やすために小サイズの毛ガニも獲らざるをえない状況になっています。

太平洋側の毛ガニが不漁なのは海水温が高くて毛ガニの子供の稚ガニを捕食する魚が増えたからではと言われています。
また、東日本大震災で起こった原発事故による汚染水も影響しているかもしれません。

太平洋側の毛ガニが不漁ということで2011年と比べて毛ガニの市場価格は約1.8倍にも高騰しています。
これはオホーツク海や日高沖の毛ガニが平年並でも太平洋側の毛ガニの記録的な不漁が深刻なことを物語っています。

タラバガニに続いて毛ガニも品不足で高騰しているのは由々しき事態だと思います。


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