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私は北海道のカニ通販ショップにおよそ5年ほど勤めていました。
カニが爆発的に売れるのは12月です。
12月の中でも12月29日~12月31日、1月1日到着の注文が多いです。
そして、配達する地域で一番多いのが紛れもなく東京、神奈川、千葉、埼玉などの関東地方です。
次いで多いのが大阪、兵庫などの関西で次いで広島、福岡の順となります。
そこで本州、四国、九州の人が北海道のカニ通販を利用する際の注意点を教えますね。
目次
北海道のカニ通販ショップが関東や関西に送る比率
私はカニ通販ショップに勤めていたときにどの地域にどれだけ配送したかを調べたことがあります。
膨大なデータを各都道府県に振り分けてみたんですよ。
このデータは楽天市場のメルマガを送る際に顧客の多い都道府県だけを抽出すると効果が高いからです。
詳しいデータは公表はできないですが大まかに以下の順位になります。
1位 関東
2位 近畿
3位 中部
4位 北海道
5位 中国
1位は言うまでもなく東京、神奈川、埼玉、千葉を中心とした関東です。
次いで大阪府、京都府、兵庫県といった近畿
名古屋、岐阜、静岡の中部、北海道、中国地方となりました。
北海道のカニ通販ショップが集荷されて届くまでの手順
私が勤めていたカニ通販ショップではヤマト運輸を使っていました。
そこで午後に何度か集荷にやってきて17:00の集荷で終了です。
集荷された荷物は最寄りの営業所に集めて温度帯や行き先別に仕分けをされます。
そこからは行き先ごとにトラック、貨物列車、フェリー、航空機を使って配達先の営業所に運ばれます。
配達先の営業所でそれぞれの地区の配達のトラックなどで各配達先に配送されていくわけですね。
ヤマト運輸は北海道から発送して関東は関西は発送日より2日かかります。
四国、九州への配達は航空機を使っているのか、やっぱり発送日より2日で到着しています。
これが佐川急便だと基本は全部陸送で運ばれるので、距離に比例して配達日数が増えます。
こういうところが私がカニ通販レビューで佐川急便を使うと評価を下げている所以です。
12月のカニ通販の配送の様相が一変
カニという商品は12月に爆発的に売れます。
さらに12月の中でも一番配達日の多い日というのが
12月30日、12月31日、1月1日となります。
ヤマト運輸のホームページでも
年末年始における宅急便等のお届けについて
という題名で年末年始は指定日時より配達が遅れる旨を毎年発信しています。
毎年、配達が混雑する時期は変わりますがこの3日間は間違いなく混雑します。
これは毎年毎年避けられない事態だということを周知してほしいですね。
逆説的に言うとこの日を避けてお届け日を設定するのがオススメです。
さらに、最大のリスクを回避するにはカニを使う日より
3日前をお届日時に設定することをオススメします。
それは各運送会社では通常のキャパを超えた荷物を扱うからです。
12月のヤマト運輸や佐川急便のヤバさとは
私が勤めていたカニ屋でも12月30日~1月1日着の3日間が桁違いに荷物の量が多かったですね。
到底、当日出して捌ける量ではいので発送日の2日前から先出しをしていました。
つまり、12月31日に東京に届け先にした場合は
12月29日が本来の発送日になりますが12月27日に発送します。
そして、ヤマト運輸よりアルバイトが12月から出荷場に詰めることになります。
こちらでカニセットを箱詰めして発送伝票を貼り付けたら、ヤマト運輸のアルバイトの人が次々荷物を持っていきます。
届け日のシールを箱に貼り付けてバーコードをスキャンします。
荷物がある程度貯まってきたらヤマト運輸の傭車がやってきて、桁違いに荷造りされた荷物を積み込んでヤマトの営業所に持って行きます。
この間はアルバイトなど不慣れな人物が荷物を扱うため、どうしても事故を起こす可能性が高くなります。
カニ通販業者側でも、不慣れな人物が荷物の梱包をすることになります。
そのため荷物の入れ間違えの件数も多くなります。
12月というのはカニ通販ショップも配送業者も、イッパイイッパイで注文を捌いて荷物を出してるのですね。
そこで荷物の仕分けを間違えて冷凍の荷物が常温便で輸送されてベロリンチョしたり
東京行きの荷物が大阪に行ってしまったり、荷物が行方不明になることが続出します。
そうなると、改めてカニ通販ショップから再度発送し直しです。
ただでさえ北海道から本州、四国、九州へは2日かかるのに
発送し直すということは4日になってしまいます。
そして事故の発覚が遅くなれば、その分さらに届くのが遅くなるわけです。
これは毎年毎年そうなのですが
宅配業者の日時指定が絶対に届く!
と勘違いしている人の多さですね。
逆に年末年始は日時指定通りに届く方が
奇跡的なことというくらいですよ?
これはヤマト運輸とか佐川急便なんかがTVCMで周知するべきレベルのヤバさですよ!
さらに年末年始の配送ではこんな問題も
12月はカニの注文が爆発的に入りますが、日時指定や送付先の変更の以来も比例して多くなります。
しかも、12月初旬に入って12月31日着の注文は前もって発送伝票を用意しておきます。
そうしないと年末の発送に間に合わないからです。
そこで伝票を発行した後で変更の依頼があると、発行した伝票を探して抜き取って改めて発行し直しです。
ここで連絡が錯綜して変更がなされなかったり、変更前と変更後の2種類の荷物が発送されることがあります。
そいういった事故が起こらないように細心の注意をしてますが、注文を捌きながら電話やメールの変更依頼や問い合わせの対応をします。
このクソ忙しい中の作業なのでミスしないほうが無理というものです。
また、12月25日を過ぎた当たりから注文が増えるのと、発送準備がビークとなるので変更の依頼をお断りします。
もはや変更の処理が出来ない状況となるため
「日時指定や送付先の変更はヤマト運輸に言ってね」
という風にヤマト運輸に丸投げするようになります。
北海道のカニ通販で関東や関西を配達先にする際の注意点のまとめ
今回は北海道のカニ通販ショップでの12月の状態をまとめてみました。
本州や四国、九州の人が北海道のカニ通販を利用する注意点をまとめました。
特にカニを使う日の3日前にお届日時を設定するのはオススメです。
カニの姿やカニの脚はかなり嵩張るので保管場所を用意して下さい。
反面、ズワイガニやタラバガニのポーションは驚くほどコンパクトです。
初めてカニしゃぶ用のカニを注文するとあまりの箱の小ささにビックリするレベルです。
そのためさほどカニの保管場所に困ることはありません。
カニを食べる当日に日時指定をすることは絶対に止めたほうがいいレベルです。
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