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任意の地方自治体に寄付をすることで、住民税を控除することができるふるさと納税。
本来は自分の故郷やゆかりのある地方自治体に寄付をして応援することが目的でありました。
しかし、現在では魅力的な返礼品合戦によって、地方税の奪い合いのような様相を呈していますね。
今回はふるさと納税とカニについて語っていこうと思います。
目次
私のカニ屋でもふるさと納税の参加要請がありました
ふるさと納税では各地方自治体がアイディアを絞って、返礼品を作って少しでも寄付金を集めています。
当然ながら北海道の海沿いの市町村では、海産物をふるさと納税の返礼品にしようという考えになることは自然なことだと思います。
そこで”ふるさと納税”と検索すると
JTBが運営しているふるぽとか
株式会社トラストバンクが運営しているふるさとチョイスとか
株式会社さとふるが運営するさとふるとか
ヤマト運輸や日本郵便などいろいろな会社がふるさと納税に一枚咬んでいます。
私がカニ屋の店長を勤めていた時も、ふるぽから返礼品を出してくれないかと要請がありました。
その要請に対して、ズワイガニのカニしゃぶセットなど数点を予定していました。
そこで何度か役所に行って打ち合わせをしたところ
ロシア産やカナダ産のズワイガニという理由のため、返礼品の出品に待ったがかかってしまいました。
私のカニ屋の地方自治体では
「カニの原料の産地は外国であっても、加工するのは北海道でやってるからセーフ」
と上の者は考えていましたが、北海道のカニ屋が出品できるとしたら、毛ガニしかなくなってしまいます。
楽天いちばでもふるさと納税でカニの返礼品がもらえる
カニの情報収集をしようと楽天市場を覗くと、ふるさと納税で静岡県焼津市がカニを返礼品で出品しているのを見かけました。
こちらのページに行くと、ズワイガニのカニ爪3Lサイズ1kgとか特大浜ゆで毛ガニ、ボイルタラバガニ足などとてつのない数のカニが用意されています。
その中でもズワイガニカニ爪3Lサイズ1kgをレビューしようと思います。
【ふるさと納税】極上ボイルずわいがに爪(カニ爪)3Lサイズ1kg(26~30粒入)
こちらのズワイガニのカニ爪はカナダ産かアラスカ産のズワイガニのカニ爪だけをボイルをして、殻にリングカットという切れ目を入れてカニ殻を剥きやすくしています。
サイズは3Lということで1kgで26-30個入っています。
カニ通販の業界ではサイズに明確な規定はないのですが、1kgに何個入っているかでサイズを決定している場合が多いです。
ズワイガニのカニ爪の場合は以下のとおりとなります。
1kg当たりの個数 | サイズ |
---|---|
10-15個 | 6Lサイズ |
16-20個 | 5Lサイズ |
21-25個 | 4Lサイズ |
26-30個 | 3Lサイズ |
31-35個 | 2Lサイズ |
36-40個 | Lサイズ |
このふるさと納税のズワイガニのカニ爪は一般的に出回っている大きさと思っていいですね。
小さくもなく大きくもない普通のサイズですね。
極上ボイルズワイガニ爪 3Lサイズ1kgの口コミ
こちらのズワイガニのカニ爪の口コミのスコアーが4.68です。
実質二千円で1kgのズワイガニのカニ爪がもらえるなら安いなーと思います。
ズワイガニカニ爪3Lサイズ1kgの口コミを何個かピックアップしました。
この商品自体は概ね良い口コミが多かったです。
ふるさと納税ということで手続きが面倒じゃないかというイメージがありますね。
しかし、実際は普通に通販での買い物をするだけで、後日寄付をした書類が届きます。
その書類を確定申告をして証明書を提出するだけとなります。
星3のレビューでカナダ産ズワイガニということで、焼津とはゆかりのない代物じゃないか?という疑問が沸きますね。
こちらのズワイガニは楽天市場でふるさと納税できるようになっています。
ふるさと納税についてカニ屋元店長が思うこと
ふるさと納税についてカニ通販ショップに勤めているときに話が出ましたが、結局ふるさと納税には出品しないことになりました。
返礼品については各地方自治体でルールが違うようですね。
静岡県焼津市や茨城県大洗町、北海道紋別市などは思いっきりロシア産やカナダ産のタラバガニやズワイガニを返礼品として出品しています。
ちなみに私の勤めていたカニ屋というのが網走市だったのですが、産地が北海道のものじゃなければダメというルールを作っていて
すごく頭が固いなーと思いました。
私個人がふるさと納税の対して思うことはふるさと納税は地方自治体、ふるさと納税を運営しているサイト、返礼品を準備をする業者が絡んできます。
当然ながら返礼品もタダで提供しているわけではありません。
返礼品は仕入れ値に損をしない程度の利益を乗せて出品をしています。
また、楽天市場やふるぽ、さとふるといったふるさと納税のサイトも手数料を取っています。
そんな中で、宮崎県都城市が42億3100万円をふるさと納税で集めたと言われています。
ふるさと納税の運営者に手数料を抜かれ
返礼品として地元業者に抜かれ
ふるさと納税の控除で抜かれて
地方自治体によっては余計な仕事を増やして納税コストが上がってしまいます。
本当にこれが良いことかどうかというのがわかりません。
また、ふるさと納税というのは高所得者だけが得をする制度です。
自分の故郷でもなく
自分にゆかりのある土地でもなく
ただ、返礼品が欲しいからその地方自治体に寄付をする
というのは何かおかしいなーって思います。
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